BBQ知恵袋 |
【必読】身近なバーベキュースポットとマナーの教科書

「バーベキューって、バーベキュー場やキャンプ場じゃないとできないの?」
確かに、砂浜が広い海、景色がいい山、開けた川沿いなど、バーベキューができそうな所っていくつもありますよね。
近所の公園や空き地でだってバーベキューができそうです。
でもそういう場所って本当にバーベキューをしても大丈夫なのでしょうか。
そこで今回は、バーベキュー場やキャンプ場以外でバーベキューができる(かもしれない)スポットや、注意しなければいけない事についてお話します。
1.日本とアメリカのバーベキューに対する意識の違い
バーベキューの本場アメリカでは、バーベキューに特別感を日本人ほど感じていません。
毎週末バーベキューをしているぐらいですから。
アメリカの家は日本より敷地が広く、どの家にもそれなりの広さの庭があります。
その庭には数十万円する大型のバーベキューグリル(コンロ)が設置してある所も多いです。
アパートやマンション住まいだとしても、その敷地内に共同のバーベキュースペースがあるほど、アメリカではバーベキューが生活の一部になっているんですね。
公園にもバーベキュースペースがあるのが当たり前なぐらいです。
日本でもアウトドアを趣味にしている人ならバーベキューの頻度はそこそこあるとは思いますが、そうではない人はやっても夏にせいぜい2~3回ぐらいですよね。
バーベキューが生活の一部になっているアメリカと、生活の一部になっていない日本とでは、バーベキューに対する環境も考えも全く違います。
それを踏まえたうえで、次に読み進めていってくださいね。
2.バーベキュー場やキャンプ場以外のおすすめスポット&注意
バーベキュー場やキャンプ場以外ではどのような所でバーベキューができるのでしょうか。
では早速、ひとつずつ見ていきましょう。
2-1.おすすめスポット&注意【自宅の庭編】
自宅にそれなりの広さの庭があるのなら、そこでバーベキューをするのが一番簡単です。
食材を切って保冷材を入れたクーラーボックスに入れて・・・なんて事しなくても、キッチンで食材を切ったり、必要な時に冷蔵庫から食材を出したりすればいいんですから楽チンです。
自分達の敷地内なので、熱い時はTシャツにパンツ姿で、なんて事もできるワケです。
一番気楽にバーベキューができるのが自宅の庭ですね。
だがしかしです!
庭でバーベキューをするにあたって注意しなければいけない事がいくつかあります。
◆煙や匂い問題
バーベキューをすると必ず発生する煙と匂い。
その煙と匂いがご近所トラブルに繋がる事あるんです。
- 『外に干してある洗濯物に匂いがついた』
- 『煙が家の中に入ってきた』
- 『煙やすすで外壁が汚れた』
など、実際にトラブルになったケースもあります。
なので、庭でバーベキューをする時はお隣さんに挨拶をしておいた方がいいかもしれませんね。
ちなみにですが、庭でのバーベキューは法律的に全く問題ありません。(故意に迷惑行為をしていなければ)
◆騒音問題
無言でバーベキューをする人はいないと思います。
やっぱりみんなでワイワイ楽しみたいですから。
でも、お隣さんにとってそれはただウルサイだけかもしれません。
特にお子さんはテンション上がりすぎて大声を出す可能性が大きいですから、十分に注意してください。
2-2. おすすめスポット&注意【公園編】
近所の公園がバーベキュー場所として使えるかもしれません。
夏に町内会で盆踊りをしたりバーベキューをしたりしている所もありますよね。
しかし、それは町内会だから許される事であって、個人での使用は許可されない場合も。
公園でのバーベキューをお考えならば、町内会や公園を管理している事務所へ問い合わせをしてみましょう。
もしそれでバーベキューに使ってもいい事が分かれば、堂々と肉を頬張る事ができるわけですから。
公園には水道もありますし、使えたら近所で最高のバーベキュー場になる事でしょう。
2-3. おすすめスポット&注意【海編】
バーベキューシーズンのピークは夏ですから、やっぱり海でバーベキューしたくなりますよね。
シーズン中だけバーベキュースペースをあらかじめ用意してある海水浴場などもありますが、特に火器厳禁をうたっていない所であればバーベキューはできます。
ただ、海水浴シーズンは逆にバーベキューを禁止にしている所もあれば、シーズン関係なくその砂浜一帯を火器厳禁にしている所もあるので要確認です。
バーベキューができる砂浜だとしても、炭の扱いには注意してください。
もし火のついた炭を砂浜に落としてそれを放置したら・・・
炭の火は一度ついたら数時間は消えないので、砂の上に落ちても燃え続けます。
夏の砂浜は裸足で歩く人が多いので、大変危険です。
バーベキュー後の炭は責任を持って処理しましょう。
2-4. おすすめスポット&注意【山編】
澄んだ綺麗な景色を見下ろしながらのバーベキューもまた格別です。
山の中腹にバーベキュー場やキャンプ場が多いのもうなずけますね。
バーベキュー場やキャンプ場がない山でもバーベキューができる所はあります。
その山を管理している所に問い合わせをしてみましょう。
ただ、知識のない初心者だけの集まりでのバーベキューはしないでください。
山火事の原因になったり、貴重な動植物に悪影響を与えたりする可能性もあるので、山でバーベキューをする時は必ず慣れた人と一緒に楽しんでくださいね。
2-5. おすすめスポット&注意【川編】
都会、地方関係なく、川沿いでバーベキューを楽しめる所は結構多いです。
川の流れる音や、水の上を流れるように吹く風、夏でも川沿いって何となく涼しく感じますよね。
下流であれば、広場・公園として整備されている所でバーベキューができる所がありますし、上流であれば口コミなどで広がった穴場的スポットが数多くあります。
ただ、下流によくある整備されている広場でのバーベキューは、マナーの悪い人の増加で減ってきています。
ゴミを放置したり、大音量で音楽をかけたり、大声で叫んだり、近隣の迷惑になっている事が多いのです。
これ以上、バーベキューができる憩いの場を減らさないためにも、常識ある行動を心がけるようにしましょう。
3. 【まとめ】マナーを守る事がバーベキュー環境の寿命を延ばす
ここまで読んで、注意する事が多くて滅入ってしまった人もいる事でしょう。
バーベキュー場やキャンプ場ではないからこそ、必要以上に周りに注意を払わなくてはいけません。
上でも少しお話ししましたが、マナーの悪い人の増加でバーベキューを禁止にする所が増えています。
最初にお話ししましたが、本場アメリカではバーベキューをする環境が整っていてたくさん場所がありますが、それはバーベキューに真剣に向き合っているからです。
「その時楽しければいい」ではなく「この状況をずっと続けていきたい」という気持ちが大切なのです。
バーベキューは辛いものではありません、楽しいものです。
その場所をずっと使っていけるように常識ある行動でバーベキューを楽しみましょう。